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戦国BASARA 【せんごくばさら】 ジャンル スタイリッシュ英雄(HERO)アクション 対応機種 プレイステーション2 発売・開発元 カプコン 発売日 2005年7月21日 定価 7,140円 プレイ人数 1人 レーティング CERO 12歳以上対象 廉価版(税別) カプコレ 2006年2月9日/2,940円 Best Price! 2007年9月13日/2,090円 配信(税別) ゲームアーカイブス 2013年6月19日/823円(*1) 判定 バカゲー ポイント 「スタイリッシュ戦国アクション」の始まり初心者でも遊びやすい作りド派手且つ個性豊かな武将達同社のオマージュも多彩改善の余地はあるも基本システムは完成していた 戦国BASARAシリーズ 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 無双シリーズとの関連 戦場ごとぶった斬れ! 概要 日本の戦国時代を舞台とした、三人称視点3Dの一騎当千型スタイリッシュ英雄(HERO)アクションゲーム。 プロデューサーは小林裕幸氏、キャラクターデザインは土林誠氏と『デビルメイクライ』を手掛けたスタッフが手掛けている。 また、オープニングや天下統一モードで流れるCGムービーは『アップルシード』などを手掛けたデジタル・フロンティアが担当。 小林Pによるとライバルであるコーエーの『無双シリーズ』を自分達が作ったら、と『無双』に着想を発したものであるとしている。 特徴 プレイヤーが使用できるキャラは16名、これに敵専用のキャラ5名の合わせて21名のキャラが登場する。 □ボタンで通常攻撃、△ボタンで固有技、×ボタンでジャンプ、○ボタンでゲージ消費の「バサラ技」という無双形式の操作方法である。 「固有技」はほとんどのキャラに最大6~7種類用意されており、その中から2種類を任意で組み合わせて装備する。 キャラのレベルアップに伴い新たな固有技の習得、もしくは既存の固有技のレベルアップが行われる。 一度の合戦で使用できる固有技は装備している2種類まで。そのためどの技を装備するかでキャラの性能が大きく変わる。これにより戦略性を高めると同時にカスタマイズの楽しみもできている。 無双シリーズと違い、○ボタンを押しっぱなしにすることでバサラゲージが回復する要素はない。 装備システム 各キャラ専用の「武器」に加え、全キャラが装備可能な「アイテム(装飾品)」を複数の中から選んで装備できる。 アイテムには様々な効果があり、いくつかのアイテムを組み合わせて複数個同時に装備できる。 無双シリーズが選択した武将や勢力に応じて決定されるステージを攻略していくのに対し、本作のメインモード「天下統一」はその名の通り、自軍が日本全国を領土に収める(=天下を統一する)まで戦う。 現領地に隣接する領地へ攻め込み、敵大将を討ち取って合戦(ステージ)をクリアするとその領地を獲得できる。プレイヤーがステージを攻略すると、他の地域でも同じように合戦が起こり、負けた軍は退場。勝った軍は領地を得る。これを繰り返し、最後の1勢力になるまで勝ち残れば天下統一達成でクリアとなる。要はトーナメント形式に近い。 ぶつかり合う勢力や進軍の方向によって合戦が変わる事がある。また、野盗の襲撃によってゲリラ的に割り込むステージも存在する他、織田軍と明智軍は史実を反映してか最後に固定バトルとして「本能寺の変」または「本能寺決戦(*2)」が発生する。 勢力によっては戦えない合戦(*3)も存在するが、「自由合戦」(フリーモード)では自由に戦える。条件を満たせば自国とも戦えるようになる。 評価点 魅力的なキャラクター達 実在の戦国武将達をやたらスタイリッシュな斜め上方向にアレンジし、他の戦国ゲームの追随を許さないぶっ飛んだ世界観を構成している。 主人公格の伊達政宗と真田幸村は同社の『ストリートファイター』におけるリュウとケンのようなポジションにあり、伊達政宗は英語を喋り(*4)、6振りの刀で戦う・真田幸村はとにかく暑苦しく2本の槍をメインに使う独自の技を持っている。 織田信長は史実の「第六天魔王」のイメージをとことん強調した寧ろ同社の『鬼武者』寄りの幻魔王そのものとして登場。配下の武将もインパクトのあるキャラとなっている。 濃姫は二丁拳銃やガトリングガンなどの銃火器を使いこなすという、大胆にも程があるアレンジが成されている(*5)。 明智光秀はサディスト且つマゾヒストの快楽殺人者というこれまた斜め上の設定で、敵から体力を吸い取る技や気の済むまで相手を甚振れる技をも会得し、挙句は味方も攻撃できるというトチ狂った特性を持つ。演じる速水奨氏の狂気じみた演技も彼の異常性を引き立てており、1周回ってネタ的な愛され方をする者もいる。 上杉謙信は「謙信女性説」を採用した形となった結果、中性的かつ神秘的な印象を与えるキャラとなっている。彼(?)のみ台詞字幕が全てにほんごでひょうじされるという唯一無二さから、ファンの間では性別・けんしんさまとネタにされ愛されている。 そんな史実武将たちの中でも特に斜め上の設定にされた本多忠勝は、「いずれの戦においてもかすり傷一つ負わなかった」という伝説を実際に表現するかのように、正真正銘の鋼鉄の体…もといロボットになってしまっている。 実在の武将以外にも猿飛佐助と言った架空の人物を始め、『デビルメイクライ』のヒロインにも似たくノ一の「かすが」や一揆衆を率いる銀髪のハンマー使い少女「いつき」に加え、やたら「愛」を連呼する変人「ザビー(*6)」と言ったオリジナルキャラもいるが、こちらも他の武将に負けない個性を発揮している。 これらのキャラを演じる声優陣にも、政宗役の中井和哉氏や幸村役の保志総一朗氏、信長役の若本規夫氏に信玄役の玄田哲章氏と有名どころをこれでもかと起用しており、キャラの魅力を引き立てるのに大いに貢献している。 無双シリーズでは目立つ主要キャラの陰に隠れがちな一般武将も、こちらでは負けず劣らずはっちゃけているものも。伊達軍の老将なんて「ヒヤウィイゴォオオオオ」って言ったりする。どこかの配管工のような裏声?ではないが。 このようにアレンジは原型をほとんど留めないほどに凄まじいが無双シリーズ同様、史実について参照できるモードも存在する。 各武将の固有技名にも武将毎に特徴があり、思わず二度見しかねないものが多数。一部を挙げると… 上述した通り英語の伊達政宗 「神斬」や「神陣」など神から始まる二字熟語の上杉謙信 「恍惚的吸収」など○○的△△の明智光秀 …等々。一応「疾きこと風の如く」など風林火山を採用した武田信玄や「空蝉の術」など忍者らしいネーミングの猿飛佐助といったように真面目な名前の武将もいる。 バカバカしさ全開のアイテム 今作の武器は武将ごとに6種類ずつ存在し、そのうち5番目までの武器は至って普通なのだが、6番目の最強武器になるとどの武将も完全にネタに走っている。 政宗の亜羅棲斗流(アラストル)や幸村の凄羽亜陀(スパーダ)といった、『デビルメイクライ』のゲスト武器を漢字表記にしたものならともかく、ハリセン、バナナ、鍋とおたま、うちわ、花束といったバカバカしい珍品が揃っている(*7)(*8)。これを大真面目に振るって大軍を蹴散らす様は非常にシュール。 中にはカジキマグロ(生きたまま)やナイフとフォークといった同社の『モンスターハンター』ネタと思しき武器もある。 ちなみに本多忠勝の最強武器は「蜻蛉切」と名前だけ見ると珍しく史実通りのまとも武器かと思わせられるが、実はトンボの形をした槍とやっぱり斜め上のセンスを発揮している。 武器以外でも、自軍兵士からやたらヨイショされる「ごますり棒」や、武器のハンマーを装備せずピポサルのような引っ掻き素手で戦う「ハンマー忘れた!(*9)」と言ったトンデモアイテムが存在する。その極みと言えるのが後述の「熱唱びわ」である。 アクションゲーム初心者でも遊びやすい難易度 この手のカプコンのアクションゲームは難易度が高いことで知られているが、本シリーズは初心者でも遊びやすいように控えめな難易度に調整されているので「豪快感」を引き出しやすい。 アクションもややこしいコマンドは存在せず、基本的に□ボタンの通常技、△ボタンの固有技、○ボタンのバサラ技(ゲージが溜まると出せるいわゆる必殺技)で構成されている。 ある条件を満たすと「究極」「おみくじ」といった上級者向けの難易度も解放される。特に「おみくじ」は難易度とドロップアイテムレベルがランダムで変化するという風変わりな仕様で本作のやり込みの1つとして挙げられる。 「カメラに映っていない敵は飛び道具を撃ったり突撃してこない」という『デビルメイクライ』譲りの仕様を逆手に取った「敵に対して横や背を向けてカメラに映さないように接近する」といった奇妙な戦法が有効。 即死がなく事故死が少ない(*10)うえ、瀕死時はバサラゲージ増加量が大きい。そしてバサラ技と究極バサラ技は全体的に威力が高く避けられにくいため一発逆転として機能しやすい。 ぶっ飛び過ぎのムービー オープニングムービーは、伊達政宗が刀を振ればその衝撃で大勢の兵士が吹き飛び、真田幸村とぶつかり合えば大爆発が起こり、武田信玄は災害級の竜巻を起こし、織田信長は安土城を突き破って登場と、非常にバカバカしくもぶっ飛んだ正に「戦場ごとぶった切る」ムービーとなっており、多くのプレイヤーの度肝を抜いた。 バックに流れるT.M.Revolutionが歌う主題歌の『crosswise』は、本作のために生み出されたとすら言っても過言では無いほどこのムービーや世界観に完璧にマッチしており、高い人気を誇る。 オーモーイーガー 更に上述した「熱唱びわ」というアイテムを装備すると、ステージBGMがこの曲に変わる(もちろんボーカル付き)。アクションの豪快さと併せて大興奮間違いなし。 本作にはエンディング主題歌が存在しないためスタッフロールでも「crosswise」が流れるが、それ故に最後までテンションを上げたままプレイを終える事ができる。 OPに留まらず、まるで暴走族な伊達軍、信玄と暑苦しく拳で語り合う幸村、微笑ましい夫婦漫才(*11)を繰り広げる前田利家、その夫を支えるべく美少女戦士ばりに変身して出撃する「まつ」(*12)、周囲にバラが咲き乱れて宝塚じみたやり取りを交わす上杉謙信とかすが(*13)などとあらゆる点が常軌を逸している(褒め言葉)。濃姫の入浴シーンもあるよ!(*14) 勝利ムービーも、こちらに走り寄り喜びを上げる幸村やカメラを切り伏せて画面を暗転させる信長など一筋縄ではいかないものが多数。 豪華なアニメーション OP、EDムービーはCGだが、作中のイベントムービーは2Dアニメ。3DCGと2Dアニメの両方が収録されているのである。制作は『サムライチャンプルー』を手掛けたマングローブ。 こちらも派手且つバカバカしいものが多く、3Dムービーと共に本作の破天荒な世界観を実に良く印象付けている。 また、アニメバージョンのOPも用意されている。戦闘シーンと交えて本作の武将達が現代の東京に現れる様子を描くという、CGバージョンとはまた違うぶっ飛びぶりとなっている。 賛否両論点 武将の大幅にアレンジされた設定 前述の通り武将はどれも個性が強いが、史実を無視している事が多々で歴史マニアからは全く別物と言われる。 実際、説明書には当たり前だが「このゲームはフィクションです。実在の人物・事件・団体などには一切関係ありません」の表記がある。 無双シリーズも同様とは言え、本作はアレンジの方向性が吹っ切れたかのように突き抜けているため、コアな歴史マニアには眉を顰める人も少なくない。 本作はまだ史実に沿っている部分も多いが、ストーリー性が強まった次回作からは根本の設定からして史実を完全に無視したものが増え、架空の戦国ファンタジーと割り切った作風になっていく。 敵軍の兵士の数が少ない 本作は「豪快感」をテーマとしているのでこの仕様のせいで楽しみにくい。また、ステージも全体的に狭い。 もっとも前述の通り難易度が低く設計されており、またボーナス武将を倒しやすいというメリットもある。 おバカ全開の戦国乱世の中に時折見せる暗さ 苦い勝利を収める伊達政宗、後味の悪い結末を迎える猿飛佐助など、一部であるがエンディングが暗い武将も存在し、後のシリーズで見せるダークな側面の片鱗は見え隠れする。 設定、演出面では本作がバカゲーであることは疑いようが無いが、猛者たちが血で血を洗う戦国時代を扱うだけあって背景自体はシリアスである。 問題点 キャラクターのカスタマイズ性が低い。 装備欄が3つまでしかなく、せっかく沢山のアイテムが出てくるのに余りやすい。装備アイテムの中には同種類のアイテムを3種類すべて装備しないと効果を発揮しないアイテムも存在するため、それを見越しての事ともとれるが…。 やり込み要素が少ない。 キャラ強化と武器集めぐらいで、後は全武将でのクリアを目指す程度。しかし天下統一モードの単調さと併せて、それをずっと楽しみ続けるのも難しい。 アニメムービーも全武将でプレイすれば自然とコンプリートされる。 その他UIも正直あまり優れているとはいえず、処理落ちがしやすい、カメラワークの操作性が悪い、ロードが一回ごとに10~14秒の時間が掛かると少々長いと気になるところ。 今作はダウン状態の時間が長いので受け身を取る事で体制を立て直す必要があるのだが、ゲーム中はおろか説明書にも受け身に関する説明やヒントが一切ない。 CGムービーの高いクオリティに反してステージ中のキャラモデルの出来は微妙。PSレベルとまでは言わないが、良く言ってPS2初期レベル。 さらに2005年のPS2ソフトでありながら口パクや表情の変化が無い。普段のプレイ中は気にならないとしても、敵武将登場や勝利の演出では嫌でも目に付く。この変化は『3』まで待つことになる。 トーナメント形式なので、どの武将でプレイしても内容に違いはさほど無い。そのため、周回を繰り返すと飽きやすい。 ストーリー描写は冒頭とED、それと特定の勢力の合戦で流れるアニメのみで、あとは各合戦中のセリフしか無く、そのセリフもほとんどが汎用である。流れとしては格ゲーに近いとも言える。 しかし本多忠勝の解禁条件は他の15人全員でのクリアであり、全武将の解禁には最低15回は天下を統一しなければならず、ほぼ確実にダレる。 ストーリー性が薄めのため、シリーズの象徴的なライバルとされる伊達政宗と真田幸村もOP以外では特に個別の絡みは見られない。幸村の所属する武田軍と伊達軍を戦わせてもアニメムービーは無く、両者を相対させても専用の台詞は無い。 また、シリーズで悪の親玉のように扱われる織田信長も、本作中だけでは「悪役っぽく見える武将」という程度でさほど「魔王」らしい悪逆さは感じられない。アニメ版などの信長の極端な悪役化が肌に合わない人には丁度いいかもしれないが。 ムービーは戦力毎に使い回しがあるため、同勢力内の武将では本当に違いが無くなってしまう。 開幕ムービーと幕間アニメは基本勢力内で共通で、EDのみ個別。前田軍の利家とまつは逆に開幕が個別でEDが共通である。いずれにせよ勢力内ではムービーは共通が基本となっている。 また、個別ムービーは複数のものが連続している(1つのムービーを分割したような)場合もある。基本、後のムービーの武将は前のムービーの武将をクリアしなければ使用できないので、先にそちらをプレイしても不自然さは感じないが、幸村からEDムービーが続く信玄だけは最初から出現しているため、先にプレイしてしまう可能性もある。 毛利元就・長曾我部元親・北条氏政・今川義元・徳川家康(*15)は個別のキャラクターとして作られているにも拘らずプレイアブルキャラとして使用できない。 そのためかモーションもいずれも既存の武将の流用である。ストーリー上の扱いもあまり良くない。 一応、家康は本多忠勝の主君という事もあってか、アニメムービーでの登場回数は多い。 次回作以降のようにこう言った敵武将がプレイアブル化されたアッパー版も発売されていない。そもそも僅か1年後には次回作が発売している(*16)。 2人プレイに対応していない。今作のぶっ飛んだアクションを複数人で楽しみたいとの声が上がったためか、『英雄外伝』で実装された。 群集のAIが悪い。 特に敵味方が隣接しているのに棒立ちしている光景が顕著に見られ、自軍の戦力が一気に減少する。 総評 敵をなぎ払う爽快感、個性豊かにアレンジされた武将、且つネタ要素を盛り込んだ世界観、そして非常に盛り込まれたムービーとアニメーションは正に本作のキャッチコピーの如く「戦場ごとぶった斬」っている。 一方で一部キャラの非プレイアブルキャラ化ややり込み要素の少ないシステム等多くの難点を抱えているが、基本システムは本作の時点でほぼ完成している。 当時カプコンのゲームは高難易度なものが多かったこともあり、初めて本作を目に付けたファンもいるからこそ成功したと言えよう。 余談 本作のヒットを受けてシリーズ化し、関連グッズやアニメ化、漫画化、ドラマ化、舞台化など多彩なメディアミックスが行われている。 本シリーズの影響で若い女性の間で戦国武将ファンが増え、関連グッズの売れ行きや武将ゆかりの地への観光客が増加したという逸話すらある。 本作発売から丸1年の後、続編である『戦国BASARA2』が発売された。 キャラ数の増加やストーリーモードの追加そしてバカゲー要素のパワーアップ等ボリュームが増し、さらに本作の多くの問題点も改善されていたりと、本作からたったの1年しか経ていないとは思えないほど非常に完成度が高い仕上がりになっている。よもや本作は試作品だったのではなかろうか。 キャラのぶっ飛びも相変わらずで、新規武将も史実が裸足で逃げ出す斜め上ぶりである。残念ながら新主人公である前田慶次は正統派過ぎてあまりにも影が薄いが。 ゲームアーカイブスでも『2』『英雄外伝』と共に配信されていたが、本作のみ早いうちに配信終了となっている。 本作自体は『戦国BASARA HD Collection』に『2』『英雄外伝』と共に収録されている。 本作で敵専用武将だった5人はいずれも後のシリーズでプレイアブル化を果たしている。 ただ、毛利元就と長曾我部元親は『2』からレギュラー化するが、他3人は『英雄外伝』でようやくプレイアブル化したもののストーリーモードが無いなどやはり扱いは今一つだった。 それでも徳川家康は、関ケ原の戦いを中心とした『3』にて主人公の座に就いている。 本作は海外でも発売されているが、海外ゲーマーにアピールするために世界観からして全くの別物にアレンジされている。プレイ映像はこちら。 タイトルは『Devil Kings』で、主人公格を「デビルキング」こと信長に変更し、見た目がそのままなのに「日本」も「戦国」も関係ないダークファンタジーという事にされている。 設定だけにとどまらず、ゲームバランスや一部システムなど根底の部分でも日本版と異なる変更が施されている。また、第1作ということもあり使えるキャラが少なめだったにもかかわらず、海外版では日本版から4人が使用不可となっている。 タイトルやロゴからして『デビルメイクライ』の系列としてイメージされていた模様。しかし肝心の海外でこのアレンジは評判が悪く、次回作から海外展開がされなくなってしまった。 後に『戦国BASARA3』で久しぶりにローカライズが行われ、本作の反省を生かしてか『Sengoku BASARA Samurai Heroes』として世界観を変える事無く発売された。 2009年に放送されたアニメ版第1期は本作をベースにしているが、織田軍を諸悪の根源として悪役らしさを強調しており、各地の武将達が団結してその暴虐に立ち向かうという内容で、群雄割拠の戦国ものと言うよりは分かりやすい勧善懲悪ものになっている。『鬼武者』ではない。また、『2』の武将も何人か登場している。 ストーリー自体は至ってシリアスだが武将達の超人ぶりを始め、事あるごとに信玄に殴り飛ばされる幸村、謙信とかすがの宝塚風のやり取りなどのおバカ演出は健在で、足軽ダンスと言ったアニメオリジナルのバカ要素もあり、一種のシュールさを醸し出している。 なお、本願寺顕如は初登場時既に光秀に倒されている(*17)など、出番のないキャラクターも。 2013年には宝塚歌劇で舞台化された。演じたのは花組。 真田幸村を主人公とし、第四次川中島の戦いを経て武将として、武田信玄の後継者として成長していく姿を描く。 まるでスターウォーズかのように武器が輝く、真田幸村と上杉謙信の殺陣シーンも見どころであった。 2020年5月4日にはケーブルテレビの「時代劇専門チャンネル」でも放送された(*18)。 DVD/ブルーレイは少々値が張るが、現在でも楽天TVなどにて数百円で配信されているので気になる人はぜひ(*19)。 『2』以降の作品も後に舞台化されているが、そちらは宝塚ではない。 無双シリーズとの関連 本シリーズを語る上で常に付いて回る問題。小林Pが「無双シリーズを意識して制作した」と明言していたとはいえ、「戦闘、ステージシステムの類似」「本来その時代に生まれてもいない "川中島" に真田幸村が存在するなどモチーフにした戦場と武将年代の不一致の内容が一致」など、「意識して制作した」という言葉で見過ごすにはあまりに露骨なパクリが多い。 本作に留まらず、後出のシリーズ作品では「新規参戦した武将や新規ステージのモチーフが『戦国無双』で追加されるものと一致」「『戦国無双』の大河タイアップ作品に便乗し、同様のコンセプトの派生作品を出す」など、『戦国無双』のパクリは依然として行われて続けている。 P自ら「当時の『戦国無双』最新作がワゴンセールだった」などのネガキャンを行う、「戦国アクションゲームは自分達が流行らせた」などの先駆者にしてパクリ元である『戦国無双』へのリスペクトを持ち合わせず足蹴にする様な表現を行い、「BASARAは無双より優れている」「無双はBASARAと比べてくだらない」「無双はBASARAのパクリ」など、過激なBASARAファンが無双ファンを攻撃し、無双ファンがそれに対して強く反撃しその逆もあるなど、BASARAファンと無双ファンの長きに渡る確執は実に有名である。 後にコーエーから発売された『采配のゆくえ』はカプコンの『逆転裁判』に似ていたことから、「無双をBASARAとしてパクられた意趣返しなのでは?」という推測が広がることになってしまった。 なお、コーエーは後にカプコンの『モンスターハンター』をオマージュした『討鬼伝』もリリースしている。 此方は「『モンスターハンター』を意識している」「『モンスターハンター』とは違う方向の狩りゲーを作りたい」など、事前に『モンスターハンター』へのリスペクトを明言し、実際のゲーム内容も当該シリーズから大きく差別化されたものだったので、現在では「モンハンのパクリ」と訝る声は少ない。
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登録日:2011/09/20(火) 21 22 13 更新日:2022/09/04 Sun 11 09 59NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 おもしろ武器 お楽しみ武器 なぁにこれぇ? まるで意味がわからんぞ! やたら高火力 わけがわからないよ ネタ 何なのだ、これは!どうすればいいのだ?! 公式が病気 恒例 戦国BASARA 武器 お楽しみ武器とは、BASARAシリーズ恒例の武器である。 【概要】 1から存在し、各キャラクターに一つ存在する。 どういう武器かと言うと、『どうみても何かがおかしい武器』である。 例えば、真田幸村は普段槍を使っているが、彼の武器の中に何故かマッチがある。 他にもナイフとフォーク・ハリセン・バナナ・ビームサーベル・地球儀・挙げ句の果てには魚(しかも生きてる)まで使う武将も存在する。武器の説明欄もはっちゃけていたが、4以降では残念ながら「○○の第五武器」に統一されてしまった。 これらの武器は何故か非常に高い攻撃力を誇り(3に至っては単純な攻撃力だけなら最強武器である)、英雄外伝まではクリティカルヒットが出やすい、3と宴ではバサラ富くじのドロップ率が上がる追加効果もある。 とはいえ、ほとんどのお楽しみ武器には属性が無い為、3では多少攻撃力が低くても属性がある武器を使った方が良かったりする。バサラ屋で購入可能なため、高難易度でしか入手できない強い属性付き武器への繋ぎに使うには良いかも。 基本はキャラクターが使う武器に形が似ている物が武器になるが、BASARAは大体のキャラが刀や槍を使う為、細長い物が選ばれる事が多い。 【お楽しみ武器と元の武器】 〔戦国BASARA・戦国BASARA2・英雄外伝〕 ※1は2で変更された武将のみ記載する。 伊達政宗 刀 → デビルメイクライ(以下DMC)のアラストル(*1) 真田幸村 槍 → DMCのスパーダ(*2) 前田慶次 超刀 → おみくじ(*3) 豊臣秀吉 籠手 → ブリキの籠手 織田信長 剣 → ハリセン(*4) 長曾我部元親 碇槍 → 釣竿 かすが 手裏剣 → タンバリン(1) クナイ → ルアー 森蘭丸 弓 → バナナ(1) 弓 → チョコバナナ 猿飛佐助 手裏剣 → レコード(1) 手裏剣 → 一作目のディスク(*5) まつ 刀 → まつのお手製鍋料理(1) 薙刀 → ほうき 竹中半兵衛 関節剣 → 万国旗(*6) 明智光秀 鎌 → フォーク&ナイフ(1) 鎌 → スタンドマイク&エレキギター(*7) 毛利元就 輪刀 → 虹色の円盤(*8) 上杉謙信 刀 → 花束(薔薇)(1) 刀 → 花束(百合) 島津義弘 大剣 → 竹刀(1) 大剣 → 一升瓶 武田信玄 斧 → うちわ 前田利家 槍 → カジキマグロ(*9) 本多忠勝 ドリル → トンボ(1) ドリル → 地球儀 濃姫 二挺拳銃 → DMCのエボニー×2(1) 二挺拳銃 → DMCのエボニーとアイボリー(*10) ザビー バズーカ → メガホン いつき ハンマー → 魔法ステッキ(*11) 宮本武蔵 刀&櫂 → 鉄釘バット&鉄パイプ 片倉小十郎 刀 → ネギ&ゴボウ(*12) 浅井長政 刀 → 番傘 お市 双薙刀 → 藁人形&五寸釘 今川義元 扇 → 花札5枚(*13) 徳川家康 槍 → エビフライ 本願寺顕如 錫杖 → ダンベル 北条氏政 槍 → 提灯 風魔小太郎 忍刀 → マチ針 〔戦国BASARA3〕 徳川家康 篭手 → ドリルパンチ(*14) 石田三成 居合刀 → 手品ステッキ 伊達政宗 刀 → ビームサーベル(*15)+バイクエンジン 真田幸村 槍 → マッチ 黒田官兵衛 鉄球 → けん玉 雑賀孫市 マグナム銃 → 輪ゴム鉄砲(*16) 鶴姫 弓 → 折り鶴 前田慶次 超刀 → 傘 大谷吉継 神輿 → こたつ 風魔小太郎 対刀 → 風車 長曽我部元親 碇槍 → 釣竿 毛利元就 輪刀 → 花輪 島津義弘 大剣 → おでん お市 魔の手 → 長政追加 織田信長 剣 → 卒塔婆 本多忠勝 ドリル → 大木 〔戦国BASARA3宴〕 松永久秀 宝刀 → 蝋燭 片倉小十郎 刀 → 笛(*17) 猿飛佐助 手裏剣 → ペロペロキャンディ(*18) 天海 錫杖鎌 → 羽子板 小早川秀秋 鍋 → 天道虫 最上義光 細刀 → 鮭 立花宗茂 雷切 → 磁石 大友宗麟 国崩し(大砲) → 雲 謙信、かすが、利家、まつ、北条、信玄は全て初期装備の流用(分かる人には分かる違いがあるそうだが……) 〔戦国BASARA4〕 伊達政宗 刀 → 木製バット 石田三成 刀 → テニスラケット 島左近 双刀 → エレキギター&ベース 柴田勝家 逆刃薙 → 羽根つきGペン 真田幸村 ニ槍 → 耳かき 徳川家康 手甲 → ボクシンググローブ 井伊直虎 巨剣 → 祝い箸 山中鹿之介 連結棍棒 → タコさん・カニさんウインナー 後藤又兵衛 奇刃 → コンパス 前田慶次 超刀 → 筆&筆巻き 片倉小十郎 刀 → ネギと牛蒡 織田信長 剣&ショットガン → メガホン&水鉄砲 松永久秀 宝刀 → チャッカマン 豊臣秀吉 篭手 → 鍋つかみ 竹中半兵衛 関節剣 → 新幹線 浅井長政 刀&盾 → 赤色誘導灯&道路標識 お市 魔の手 → 骨 長宗我部元親 碇槍 → イトマキエイ 毛利元就 輪刀 → ドーナツ 猿飛佐助 手裏剣 → ラーメン&なると 大谷吉継 神輿 → 幽霊船 最上義光 細刀 → ラバーカップ 本多忠勝 機巧槍 → サインポール 雑賀孫市 マグナム銃 → ラッパ 鶴姫 弓 → 鳥の巣&ひな鳥 小早川秀秋 鍋 → クイズの早押しボタン 天海 錫杖鎌 → メス&注射器 黒田官兵衛 鉄球 → おみくじ箱 大友宗麟 国崩し → ザビー顔の天使 立花宗茂 雷切 → 松葉杖(*19) 島津義弘 大剣 → ハエたたき 風魔小太郎 対刀 → わたあめ 〔戦国BASARA4皇〕 前田利家 槍 → カジキマグロ(*20) まつ 薙刀 → 熊手 武田信玄 斧 → ポイ(*21) 上杉謙信 刀 → 白鳥 かすが クナイ → ヨーヨー 足利義輝 笏 → アーミーナイフ 京極マリア 布 → 蛇 千利休 扇子 → お好み焼き 〔戦国BASARA真田幸村伝〕 真田幸村 槍 → たこ焼き 伊達政宗 刀 → 牛串 真田昌幸 短槍 → 鮎の塩焼き 真田信之 はしご槍 → 鰻の蒲焼き 梵天丸 木刀 → ずんだ餅 弁丸 槍 → ウサギのリンゴ さぁ! 次回作にも期待しよう! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 4もカオスだったが説明がないね 寂しい -- 名無しさん (2014-01-29 01 37 00) 4はどんな武器でも属性付けられるから一部さらにヤバい。緑色に怪しく光るラーメンって何なんだよ…… -- 名無しさん (2014-03-06 15 22 04) 4のネタ武器も追加完了。間違ってたら修正をお願いします。 -- 名無しさん (2014-03-06 17 00 00) 時を追うごとにおかしくなっていくwww -- 名無しさん (2014-05-20 01 31 58) 柴田勝家の羽ペンみると新妻エイジを思い出す・・・ -- 名無しさん (2014-05-20 01 40 48) 4の耳かきって相手の耳を掃除して戦意喪失? -- 名無しさん (2014-08-16 12 59 48) 最早BASARAじゃない・・戦国BAKARAだな・・・w -- 名無しさん (2014-08-16 14 46 29) 4皇、足利義輝のお楽しみ武器は十徳ナイフでした -- 名無しさん (2015-07-27 23 26 51) マリア様はヘビ、利休はお好み焼きだった -- 名無しさん (2015-08-12 20 04 52) ペルソナシリーズのおもしろデザイン系武器といい勝負かも。 -- 名無しさん (2021-08-07 23 40 31) 名前 コメント
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戦国BASARA3 宴 【せんごくばさらすりー うたげ】 ジャンル スタイリッシュ英雄(HERO)アクション 対応機種 プレイステーション3Wii 発売・開発元 カプコン 発売日 2011年11月10日 定価 【PS3】5,880円【Wii】4,990円(税込) レーティング CERO C(15才以上対象) 判定 なし 戦国BASARAシリーズ 概要 特徴 評価点 「乱世の梟雄」松永久秀の復活 更に練り込まれたアクション その他 賛否両論点 問題点 総評 乱世の宴ここに開幕! 概要 約1年後に発売された『3』の拡張版ディスク。 NPC及びリストラキャラクターのプレイアブル化、新規ステージの追加などが主な変更点。 キャッチコピーは「戦国英雄(ヒーロー)暴れ咲き!」 特徴 『3』で未参戦・NPCであったキャラクターのプレイアブル化と新規ステージの追加 地方領主を除く『3』のNPC12人と、『3』では未参戦であった2人の計14人がプレイアブルキャラクターとして追加され、プレイアブルキャラクターは全30人となった。 新規参戦(『英雄外伝』より復活):松永久秀・武田信玄(*1) 『3』NPC(『英雄外伝』より復活):片倉小十郎・猿飛佐助・上杉謙信・かすが・北条氏政・前田利家・まつ 『3』NPC(『3』より参戦):最上義光・大友宗麟・立花宗茂・小早川秀秋・天海(*2) キャラクターの追加やストーリーモードの展開に合わせて8つのステージが追加され、ステージ数は計46となった。 難易度「婆裟羅」の追加 前作までは、難易度は基本的に「普通」「難しい」「究極」の3段階であったが、本作では「究極」の更に上の難易度として「婆裟羅」が追加されている。 敵の全体的な攻撃頻度や攻撃力上昇はもちろん、敵武将との戦闘では「敵武将がバサラ技を使ってくるのは1回の戦闘につき1度のみ」という制限が解除される。「バサラ技発動後は一定時間再発動不可」という制限は存在するが、ゲージが溜まれば何度でもバサラ技を使ってくるようになるため、他の難易度以上に弾き返しや回避で的確に対処する必要がある。 この難易度では、敵武将もプレイヤーキャラクターもスーパーアーマーが付きにくくなっている。そのためアーマーによるゴリ押しが通じなくなるかわりに、低い攻撃力の連続攻撃技でも普通に仰け反ってくれる。 戦極ドライブの復活 『3』では、『2』及び『英雄外伝』で搭載されていた戦極ドライブの代わりとして前述の戦刻ブーストが採用されていたが、『宴』では戦極ドライブと戦刻ブーストの両方が使用可能になり、事前にどちらを使用するか選択する方式となった。 ベースは『3』ブーストなので、『2』と違いバサラ技中は制限時間の減少が無い。 ドライブ発動時の台詞は、ブースト発動時の台詞とは別に新録されている。 「ストーリー」モードの仕様変更と「天下統一」モードの復活 本作では、松永久秀・片倉小十郎・猿飛佐助の3名と、『3』から参戦し本作でプレイアブル化された5名の計8人にストーリーが用意されている。 『3』では、『英雄外伝』までのシリーズ作に搭載されていた「天下統一」モードが「ストーリー」モードに吸収される形で削除されていたが、『宴』では「天下統一」が復活し、「ストーリー」も全3章のステージ固定となり、『英雄外伝』までに近い仕様に戻った。また、「天下統一」には「通常制覇」と「戦国ドリームチャンス」という2つの形式が存在する。 「通常制覇」は『英雄外伝』までと同じく、最終的に全領地を自軍のものとし天下統一を目指すのみのモード。 「戦国ドリームチャンス」は、「通常制覇」にギャンブル要素が加わったモード。最後まで勝ち残る(最終戦で自軍と対戦する)軍勢を予想して小判を賭け、当たれば倍率に応じた配当金を獲得できる。賭ける軍勢は最大3つまで選択可能であり、賭けた軍勢を天下統一前に自分で倒した場合は途中獲得として配当金の一部を受け取ることができる。 また、「ルーレットつづら兵」というシステムが追加された。進軍画面でつづら兵のいる合戦場に進軍した場合、陣を1つ占領する度にルーレットが行われるようになる。大当たりを引くと小判を持ったつづら兵が大量発生するため一攫千金のチャンスだが、はずれを引くと爆弾が降ってくる。 「決戦」モード及び「日本遊戯」モードの追加 「決戦」モードは、『英雄外伝』に搭載されていた「対戦」モードに近いもの。2人プレイで対人戦を楽しむことができるほか、1人プレイでもCPUを相手に戦うことができる。スタータス・武器は初期状態、装具は装備不可、戦刻ブースト及び戦極ドライブは使用不可となる。 「真剣勝負」は、その名の通り小細工なしの一対一で戦うモード。「個人戦(純粋な一対一)」「団体戦(三対三もしくは五対五の戦い。一回の対戦が終わったら勝ち負けに関係なく次の武将に交代する)」「勝ち抜き戦(一対一~五対五までの任意の人数で、勝った方が体力とバサラゲージを引き継いだ状態で次に進む勝ち抜き形式)」の3つの形式から選ぶことができる。対戦一回当たりのラウンド数も「1」「3」「5」から選択可能。 「波乱万丈戦」は、一定時間経過ごとに様々なアイテムが降ってくる状態で対戦するモード。降ってくるアイテムは、体力やバサラゲージを回復させる通常アイテムのほか、ダメージを与えたりガードを不能にするトラップアイテムなど、種類豊富。 「三十人組手」は、プレイヤー武将全30人と次々に戦っていくモード。30人全員を倒すと、ゲージ類を引き継いだままもう一度30人と戦う「六十人組手」に進むことができる。 「日本遊技」は、特定のテーマで作られた短いミッションをクリアしていくモード。ミッションクリアごとに仲間武将が解放されるようになっており、『3』からセーブデータを引き継いでいない場合はこのモードのクリアで仲間武将を解放していくこととなる。 本作で新規追加された仲間武将もいるため、『3』で仲間武将を全員開放している場合でも本作で仲間武将を全員解放するには指定のミッションをクリアする必要がある。 装具システム及びバサラ屋の仕様変更と、バサラくじ(バサラ富くじ)の復活 『3』のバサラ屋は、ご当地資源や実績資源を組み合わせて装具を作るという仕様であったが、本作では『英雄外伝』までとほぼ同じものへと変更された。 この変更に伴い、ご当地資源は『英雄外伝』でのステータスアップアイテムと同じ役割となり、実績資源は単体で武器のステータスをアップさせる効果へと変更された。実績資源でのステータス強化は、武器そのものの攻撃力や装具での強化とは別枠で加算されるようになっている。 『3』では重複装備可能な装具の最大所持数は99個であったが、本作では6個となった。『3』では装具の所持数は全武器共通で管理されていたが、本作ではこの変更に合わせ、武器ごとに所持数が管理されるようになった。 例えば、所持数が6個の装具を全て武器に装備させた場合、『3』では所持数が0個となるため他の武器にはその装具を装備することができなかった。本作では、所持数6個の装具を全て武器に装備させた場合でも、他の武器の装備画面にはその武器に対する装備状況しか反映されず、所持数が0個にはならない。この変更のおかげで、同じ装具を複数使う際の付け替えの手間が減少した。 『英雄外伝』に存在した「バサラくじ」が、「バサラ富くじ」として復活した。 基本的な仕様は『英雄外伝』と同様だが、商品割引や小判の他に、大当たりでご当地資源を直接手に入れることができるようになった。 兵種の追加・調整 本作における追加ステージのみの登場ではあるが、特殊攻撃を行う兵種がいくつか追加され、雑兵の攻撃のバリエーションが更に豊かになった。 『1』に存在した、大凧に乗って浮遊しつつ爆弾を投下してくる「凧忍者」が復活した。 独楽のように高速回転しつつ突っ込んでくる「平蜘蛛」や、手にした瓢箪に敵味方問わず吸い込んで花火として打ち上げる「花火兵」など、新規で追加された兵種もどれも個性的。 新規兵種の追加と共に、既存の兵種にも細かな調整が加えられている。 「忍頭領」は火遁(火炎弾)・水遁(氷柱)・風遁(竜巻)という特殊攻撃を使っていたが、本作では雷遁(放電)が追加された。また、本作では扱う術の種類によって頭部の色などが変化するため、どの術で攻撃してくるかが一目で分かるようになり、『3』で「多段ヒットで抜け出しづらく対処が難しい」という意見があった風遁は弱体化されている。 「騎馬兵」は、『3』までは突進攻撃の軌道が一直線ですぐに動きが止まるため、一度回避してしまえばただの的も同然であったが、本作では突進を開始してから一定時間、ある程度プレイヤーを追うように方向転換しながら走るように変更された。 タッグモードの追加 既存の2人プレイのほかに、1人プレイ時でも2人の武将を切り替えて遊ぶことができるタッグモードが追加された。 プレイアブル武将のみ、仲間武将の設定画面で「普通に仲間武将として連れて行く」か「タッグパートナーとして連れて行く」かを選べるようになっている。 邪魔なパートナーを消すためにタッグにするといった用途で使用することも。 評価点 「乱世の梟雄」松永久秀の復活 『英雄外伝』で強烈なインパクトを残した松永久秀が遂にプレイアブルの武将として登場。 今作は天下分け目の戦に興味を示さず、自身の欲望の赴くまま立ち回る。因縁のある片倉小十郎や前田慶次、魔王化した織田信長と対峙しても平然としており異質な存在として描かれている。 プレイアブル化に伴い台詞が増加。対峙した相手の本心や心に抱える闇を見抜き、相手を追い詰めていく戦闘中台詞や興味の無い事にはとことん興味が無い様子が窺える汎用台詞がある。 戦闘スタイルは火薬を使った爆破をメインに立ち回る。そのためなのか扱いにくいキャラになっている。詳しくは後述。 逆に演出面は優遇されている。『英雄外伝』の固有モーションの「瞬間移動」が回避ステップに採用。また、専用特技として「歩く」事が可能だがこちらは演出重視。もちろん普通に走る事も可能。 更に練り込まれたアクション 戦極ドライブ及びタッグモードの追加、装備アイテムの復活・追加などによる戦術の多様化 コンボ稼ぎに有用な戦刻ブーストと、火力の底上げに便利な戦極ドライブを使用武将・ステージによって使い分けることができるため、戦術の幅が大きく広がった。 タッグモードも、2人の武将の固有技・固有奥義を組み合わせることで今までになかったコンボを作ることが可能であるため好評。 設置技は交代しても消えずに残るため、コンボだけでなく戦術の幅が広がっている。また移動速度の高い武将を付けてタクシー代わりにすることも可能。 装具は『英雄外伝』の装備アイテムが復活したり、新たなものが追加されており、こちらも戦術の幅を広げるとして概ね好評。 後述の「威力変化鏡」のように問題点を孕んだ装具もあるが、移動速度上昇アイテムの「韋駄天抄」や、強制的に瀕死状態になるのと引き換えにゲージが溜まっていなくてもブーストorドライブを発動可能となる「鬼火の蝋燭」、仲間武将がプレイヤー武将を追ってこなくなる「暗君の陣幕」、撃破数に応じて攻撃力が上昇する「復讐の妖刀」などの復活は喜ばれた。 『3』では発動後にヒット数が途切れる技があったが、本作では本来のヒット数が途切れる時間を延長してヒット数が持続するようになった。 各キャラクター専用装具(専用装備)の一枠化・強化 『3』では装備枠を4つも潰すために無用の長物と化していた専用装具が1つに纏められ、弱かったり役に立たなかった一部の専用装具は効果が強化・変更された。 例として元親の専用装具は「"一触"(碇槍の先端を分離させて飛ばし、敵を釣り上げる技)で釣られた敵が小判を落とす」という効果だったが、「一触」自体がお世辞にも使いやすい技とは言えず、利用価値は皆無であった。そのため本作では、「"四縛"(網を出現させて敵を拘束する技)で拘束した敵に追加ダメージを与えられるようになり、通常では拘束できない一部の敵武将(主に重量級の武将)も拘束できるようになる」というかなり実用的な効果に変更された。 天海など一部のキャラクターについては、「常時強化状態となる上に時間制限がなくなる(本来は、固有奥義を使って一定時間だけ強化状態へ移行できる)」という、強化固有奥義の存在意義をなくしてしまいかねない強力な効果であるが、爽快感的にはプラスであるため概ね好評である。 本作からプレイアブル化された武将のアクションはどれも個性的で手が込んでいる。 最上義光は、固有技の見た目こそジャンプして着地地点で土下座(通称:ジャンピング土下座)したりとコミカルなものばかりだが、その性能は強力な当て身技であったり特殊なキャンセルポイントを持っていたりと、戦い方次第で敵を翻弄することが可能。 小早川秀秋は、「固有技を使ってつまみ食いをすることで満腹度が上がり、他の固有技が強化される」「通常技全段で決められたタイミングでのつまみ食いに成功すると、強化状態が長時間持続する」という仕様により、鍋で戦うコミカルな姿とは裏腹にテクニカルなキャラクターとなっている。 既存の武将にも大幅に調整が加わっており、今まで□ボタン長押しに何も割り振られていなかったキャラクターに固有技や新アクションが追加されたり、空中発動可能な固有技・固有奥義が増やされている。 キャンセル可能な動作の追加や細かな仕様変更が行われており、総合的に見ると全武将が何かしらの強化を受けている。 特に家康と風魔は大幅な上方修正を受け、『3』とは別キャラクターと言えるほどの強化を受けている。 バグ技(隠し仕様)なので賛否が分かれるが、バグによってキャラクターを面白く動かせるといったものも多い(*3)。 ダッシュジャンプ中にダッシュの先行入力が効くようになった。 この変更で、ダッシュジャンプの使い勝手が更に増した。 全体的に武将の仰け反りが非常に強くなったため、コンボを繋げやすくなった。 浮かないのでランダム受身を取れない忠勝はサンドバッグにできるほど。全体の約2/3のキャラクターは忠勝に対する実用性のあるハメを持っており、条件が厳しくあまり実用性がないものまで含めれば、ほぼ全てのキャラクターでハメができる。 ただし、この点については「これでは"戦国最強"が形無しだ」「忠勝はもっと反則的な強さにしてもいいのでは」という批判もある。 同技補正も難易度「普通」ならば非常に緩いため、コンボの自由度を制限し過ぎているということもない。 一定時間コンボを繋げた後に通常技を当てると強制的に剣劇(拒否は可能だがコンボは途切れる)に入ったり、多段ヒットする攻撃がカス当たりしかしないようになっているなど、一応ループコンボ対策はされている。もっとも、通常技を使用しなければ剣劇に入ることもないのだが。 また剣劇後の失神を利用して発生の遅い技を繋げる、剣劇を〆に持ってくるといった点でコンボに使えるため、単にコンボを邪魔するためだけの仕様ではない。 その他 ストーリーモードのシナリオ開始前の前説が全武将専用の物になっている。シリアス重視の武将は簡素で真面目なものだがギャグ重視の武将は非常に凝っている。 ポップな文字が踊る小早川、紙芝居みたいな最上、実写映像が使われる宗茂、可愛らしい人形劇の宗麟など。 本作で復活した「天下統一」モードだが、全領地獲得を目指して戦い続けるのみだった過去作に比べると演出面が向上している。 一定条件を満たすと、「隠し合戦場」と呼ばれる特殊なステージが発生するようになった。「隠し合戦場」発生時のミニムービーはどれも凝っており、特殊な会話イベントが発生する場合もあるため一見の価値あり。 「戦国ドリームチャンス」の場合、1戦ごとに実況中継風のナレーションが挿入され、天下統一時に予想を的中させていれば対応する軍勢や獲得賞金額に応じたメッセージ(基本的に各軍勢につき3パターン)が表示される。 『3』で増えた「奇妙奇天烈な乗馬スタイル」は本作にも受け継がれ、更におバカさが増した。 特に、乗馬した瞬間馬が2頭に増え、その間を跨ぐように仁王立ちするという信玄の乗馬スタイルには多くのファンが突っ込みを入れた(*4)。 「おたずねもの」退治の報酬は敵武将が落とすものと同様の武具に変更され、単なるボーナス要素に。また、『3』よりは幾分か倒しやすくなった。 前作で特に不評だった時間制限についても、「一旦発見してしまえば時間経過で逃げることはないが、発見から一定時間内に退治することができれば報酬の武具が豪華武具にグレードアップする」という形となり、事実上緩和された。 賛否両論点 追加キャラクターの仕様 本作で追加されたキャラクターのうち、『英雄外伝』から復活したストーリーモードのない6人は第弐衣装がなく、武器のグラフィックもエフェクトの違いを除けばすべて第一武器と同じである。バサラ技の台詞も『3』の流用(究極バサラ技は新録)。『英雄外伝』からの復活といっても、『3』の項目で述べたようにPS3への移行でモデリングが一新されていることもあり流用されたのは一部のモーション程度で、全員固有技の大幅な追加・変更などが行われているため、一概に手抜きと言えるものでもないのだが、「過去作のデザイン流用で構わないから、武器や衣装の種類を増やしてほしかった」という意見も多い。そもそもが他武将でも既存武器の色違いである「山吹」や「無銘」すら第一武器と全く同じグラフィックである。 小十郎は既存の固有技から二刀目を使った新技に派生できるようになり、佐助はほぼ全てのモーション・固有技が新規作成されたものに差し替えられている。 前述した「ストーリーも第弐衣装も第一以外の武器もない」という6人も固有奥義こそ1種類しか持たないが、同時に6つの技を使うことができる点は他のキャラクターと同様。モーション変更や新技・新仕様の追加により『英雄外伝』までとは大きく操作感が変わっており、アクション面では一切の手抜きを感じさせない。 例えば、北条氏政は自己強化の固有奥義が追加され、強化状態ではモーションや固有技の性能が一変するようになった。氏政は『英雄外伝』では固有技が2つしかなかったこともあり、ほとんど新規キャラクター同然に操作感が変わっている。 前田利家は固有技のモーションこそ『英雄外伝』までとほぼ同様だが、タメ動作可能になった固有技を特定のタイミングで発動することで、技の性能が大幅に強化されるようになっている。 上杉謙信は石田三成と同じく居合を駆使する武将だが、その操作感は全くの別物。スピード、技性能、火力の全てにおいて隙がなく、いささかやり過ぎに思えるほど強い。しかし、それだけに味わえる爽快感もかなりのもの。モーションや固有技は従来作を踏襲しながらも、それとはまるで別次元の高速アクションが堪能できる。 なお、『英雄外伝』において追加されたストーリーなしのキャラクターたちは、「衣装も武器も他のキャラクターと同じ数用意されているが、固有技は2つしかない」という扱いであった。その点を踏まえると、本作で固有技の充実と引き換えに衣装と武器が減らされた点を不満に思うかどうかは、アクション性とキャラクター性のどちらに比重を置くかによって判断が分かれるところでもある。もちろん、他のキャラクターと同じように衣装・武器と固有技の双方が充実している状態が理想的であるのは言うまでもないが。 ストーリーについては「ギャグ担当の武将はとことんおバカに、シリアス担当の武将はとことんシリアスに」という傾向が強まり、おバカ要素が増えた一方で人によっては前作よりも鬱要素が濃いと感じるストーリーもあるため、賛否両論。一応比率としてはシリアス4人にギャグ4人とバランス自体は取れている。 特に松永ストーリーの第二章は「これが原因でCEROのレーティングが上がったのでは」と言われるほどに残酷な内容となっている。 今までのシリーズ作品のレーティングは全てCERO B(12歳以上対象)であったが、本作ではCERO C(15歳以上対象)となっている(*5)。 一方、小早川秀秋などコミカル寄りのシナリオについては概ね好評。前述のシナリオ前の前説を含め様々なネタでプレイヤーを笑わせてくれる。 + (以下ストーリーのネタバレと鬱要素注意) 松永のストーリーは「己の欲望のままに生きる松永が、"宝"を奪うために武将たちを蹂躙する」という内容である。 第二章のあらすじとしては「関ヶ原の戦いに乱入した松永が家康と三成を叩き伏せる」というものなのだが、最終的に松永は「復讐のみを生きる支えとしている三成の目の前で、その復讐対象である家康を焼き殺す」という行動に走る。 この行動については、「松永の外道さがよく表れている」と好意的に見る意見もあれば「わざわざムービーで描写するのは残虐過ぎて不快」という意見も多く、賛否両論となっている。 天海のストーリーは「天海=明智光秀」という事実が初めて明言され、「"明智光秀"が"天海"となるまで」を描いている。 今まで「殺戮を何よりの快楽とする狂人」として描かれていた光秀だが、このストーリーでは「殺戮を楽しみながらも、そんな嗜好を持つ己を"人間"ではないと思っており、まともな"人間"として誰かに慕われ愛されることに憧れている」という複雑な内面を持つ人間として描かれている。 殺戮嗜好を捨てて「人間」になるために信長を裏切り、「本能寺の変」を起こした光秀が、その意図を誰からも理解されずに壊れていき、「天海」として小早川秀秋と出会うまでの過程を描いており、その内容は非常に陰鬱。「本能寺の変」のあとの光秀は信長の兜の前立てを手に放浪しており、それを失くしてしまったことがきっかけで崩壊が加速していくが、実はこの前立てはレーティング上差し替えられているだけで本当は信長の生首であり、「本能寺の変」の直後にそれを見せられたお市が精神崩壊してしまうというシーンがある。 バサラ技の台詞が上記の6人を除き全キャラ変更された。好みの問題もあるが、あまり評価が良くなく『3』のほうが良かったという意見も見られる。 お市は能登氏の面影が無いほどにボイスが加工されている。不気味さは出ているがこれは評価が悪い。『4』では加工した台詞と能登氏の台詞を同時に再生するようになった。 『英雄外伝』と比較して引継ぎ要素に乏しい。 英雄外伝では殆どの要素を引き継げたが、本作ではレベル、『3』で4つ集めた場合に限り専用装具、仲間のアンロック(友好度は引き継がれない)、小判が少々と、武器や装具関連は引き継がれない。 裏を返せば引き継ぎにあまりこだわらず進められるともいえるが。 本作から『3』への引き継ぎはレベルと仲間の開放に限られる。無いよりマシぐらいか。 問題点 コンボを阻害するランダム受け身の存在 本作では、高難易度において空中で攻撃を受けている敵武将が完全ランダムで受け身を取る(強制的にコンボを抜ける)ようになった。空中コンボを抜けられて、避けられない状態でバサラ技を発動されてそのまま死ぬといった理不尽な現象も起こり得る。 また、プレイヤーでは受身を取れないタイミングでも受身を取ってくる。非常に限定的ではあるが、酷い場合は浮いていなくても受身を取って避けてくる。 前述のように、『3』の敵武将戦は(キャラクターによっては相手が死ぬまで)ひたすらコンボを叩き込むことができる点が魅力であり、この調整は爽快感を大きく削ぐとして批判の的となった。そもそも、コンボや戦法の単調化を防ぐための調整としては後述する「同技補正」が既にあり、難易度調整という意味でも「敵が問答無用でコンボを抜けてくる」というのはあまりに安易かつ理不尽過ぎる。 『3』と本作では、敵武将に対する攻撃に「同技補正」と通称される制限が設けられている。「短い時間内に同じ技を何度も出すと、相手にガードされたり弾かれる」というものであり、この制限によって様々な固有技を組み合わせることを促している。『宴』では技を空振りしても同技補正がかかるようになっているため、移動時間短縮に突進技を使っていた場合は、敵武将との交戦前に一旦別の固有技を使用しておかなければ容赦なく弾き返される。更に、難易度「婆裟羅」では同技補正も非常に厳しくなっており、同じ固有技を短時間で2回使ったらガードもしくは受身、3回使ったら弾き返されるため、ランダム受身抜きでもコンボの縛りとしては充分なはずである。 難易度「普通」ならば頻度が非常に少ないので、魅せコンボを完遂することも充分可能。装具の組み合わせによって武器の攻撃力を最小値にまで落とすことができるので、「難易度低下に伴う敵体力減少でコンボを楽しむ間もなく撃破してしまう」という心配もない。 ただし、あくまで「非常に少ない」だけで受け身を取られる可能性が消えたわけではない。また、敵の反応速度なども難易度相応に弱くなるため、「歯ごたえのある難易度でコンボを楽しみたい」という層にとって物足りないことには変わりない。 相変わらず崩壊しているパワーバランス + 1人プレイならばさほど問題はないが、対戦要素が復活したことによりキャラクター間の格差がよりはっきりすることとなった。 特に多いのが、「闇属性が強過ぎて光属性が弱過ぎる」「スピードタイプが強過ぎ、パワータイプが弱過ぎる」という意見である。 闇属性は追加ダメージに加えて「攻撃を当てた際に相手の体力の一部を吸い取る」という特殊効果があるため、抜群の安定感を誇る。対する光属性は、『3』の時点で『英雄外伝』までの「敵のガードを崩しやすい」という特殊効果がなぜか削除されており、追加ダメージの数値も高くないために一気に弱体化してしまった。 スピードタイプとパワータイプの格差については、同じく対戦要素が盛り込まれていた『英雄外伝』でもスピードタイプ有利と言われていたが、本作では武器の仕様変更などで余計に悪化している。特に影響が大きいのが、「"無銘武器"(第六武器)の仕様変更」と「"威力変化鏡"の復活」。「無銘武器」は『3』では「攻撃力は低いが、最初から装具枠が全て解放されている」という役に立たない仕様であったが、本作では「攻撃力は低いが、タッグモードか2Pプレイの場合、2人とも無銘武器を装備していると攻撃力2倍」という効果になった。一方「威力変化鏡」は、過去作では『英雄外伝』でのみ使うことができた、「装備中の武器の攻撃力が、所持している中で一番攻撃力が高い武器と同じ数値になる」というアイテム。この2つを組み合わせ、タッグモードで2人の武将に「威力変化鏡」をセットした無銘武器を装備させると、攻撃力は「最も攻撃力が高い武器の攻撃力×2」となる。武器の攻撃力を上げるのに手間がかかるという欠点はあるが、装具枠を1つしか潰さずに桁違いの攻撃力を得られるという利点はその欠点を補って余りある。 本来、「スピードタイプは手数が多い代わりに攻撃力が低い」「パワータイプは動きが鈍重な代わりに攻撃力が高い」というメリット・デメリットによりバランスが取られるはずなのだが、この仕様によってスピードタイプでも手軽に高い攻撃力が得られるため、パワータイプのメリットがほぼなくなってしまっている(*6)。本作では移動速度上昇アイテムの「韋駄天抄」も復活しているのだが、韋駄天抄を装備しても攻撃の手数を増やすことはできないため、パワータイプへの救済としては機能していない。しかもパワータイプは大抵ダッシュジャンプ連打のほうが速い。 また、上杉謙信のようにスピードタイプでありながら元々の攻撃力が高めなキャラクターもいる。謙信の場合、特定の技をキャンセルで繋げると「神域」という状態になり、ブースト発動時のように周囲がスローになるという固有技能が追加されるなど、火力だけでなく技性能も狂っており、「爽快感は抜群だが、明らかにバランスが崩壊している」という意見が多い。 下記の通り上方修正を受けたキャラクターも多いが、何故か元就だけ主力である通称「壁サンド」と呼ばれる戦法が使いづらくなり弱体化されている。一応、「抜き手"烈"」に敵を吸い込む効果が追加されたりと上方修正された部分もあるのだが、「壁サンド」弱体化の穴を埋めるには微妙。 元就の場合、『英雄外伝』では固有技が万遍なく高性能だったのだが、『3』以降は「弾き手"壁"」以外の固有技が軒並み弱体化され、「壁サンド」に特化したかなり尖った性能となっていた。 『3』の場合、「壁サンド」は(ある程度の攻撃力さえ確保できていれば)一旦決まってしまえばあとは敵が死ぬのを待つだけ、という非常に強力な戦法であり、弱体化したこと自体は一概に問題とは言えないのだが、「壁サンドを弱体化するなら、他の固有技の性能をもう少し上方修正してくれ」という不満が噴出することとなった。なお次回作以降は『3』の仕様に戻っている。 『英雄外伝』で衝撃的な初登場を果たし、初のプレイアブル化としてプレイヤーからの期待が大きかった松永だが、その性能は微妙。 火薬によるガード崩しなどを駆使するテクニカルなキャラクターであり、弱いとまでは言えないが設定や『英雄外伝』と比較するとどうしても見劣りする。 謙信の「神域」や松永の「焔界」といったエフェクトが強い状態になると、敵出現数が極端に下がる。ブーストやドライブを併用すると悲惨なことに。 2人とも、その状態を維持しないと立ち回りが大きく制限されてしまうため、撃破数を稼ぐことができない。既定時間内に一定数の敵を倒す必要がある「復活!!武田道場」等では恩賞を取得することが非常に難しくなっている。 バサラ富くじには「ボタン連打によって大当たりが出やすくなる」という仕様が追加されたのだが、それと引き換えにくじを引く際の演出がカット不可になったため、テンポが悪くなった。 それほど長い演出ではないとはいえ、くじをまとめて引きたい場合には地味に面倒である。 ステータスの上昇は批判の多かった「おたずねもの」退治ではなく、「ご当地資源」や「実績資源」の入手で行うようになった。入手方法は店売りの購入、バサラ富くじの景品、仲間からの献上の3パターンで、どれも「おたずねもの」を倒しに行くよりは遥かに楽。 ただし、バサラ富くじの大当たりや仲間からの献上による「ご当地資源」がどの程度入手できたかを確認する手段はない。数値を確認できる攻撃力や防御力であれば自分で計算するという手もあるが、「運」のパラメーターは表示がないため計算もできず、どうしても確認したければゲーム開始時からこまめにメモを取っておくしかない。 前作では「どのステージの"おたずねもの"が退治済みなのか」を確認することができたため、ステータスの上がり具合は分かりやすかった。 武器のステータス強化についてはこつこつ実績資源を積み重ねるしかないため、「作業になりがちで面倒」という不満意見もある。 ステータス上昇の効果自体は高く、ブーストやバサラゲージ増加量を100%にすると違いか明らかに分かるほど溜まり易くなるため、見返りも多いが。 1ステージで稼げる小判の上限が99999両のまま。 本作では、バサラ屋の仕様変更によって1度に使う小判の量が大幅に増加しており、この上限はあまりに少な過ぎる。例えば、専用装具などは50万両、ステータスアップはすべて合わせれば100万両を超す小判が必要となる。 装具を小判稼ぎに特化させれば、99999両はステージの途中で達成できてしまうため、小判稼ぎだけを目的とすると結果的に時間をロスしてしまう。「戦国ドリームチャンス」で高額配当を得るための手順が判明しており、大量の小判を手に入れたければ小判を稼ぎやすいステージを繰り返すよりもそちらの方が効率が良い。結果として、ステージ中でコンボを繋げて獲得小判を増やす意義が若干薄れた。 『3』と比較して若干敵兵が増加している。しかし、同時に『3』ではあまり見られなかったステルスの発生頻度が増えた。 ここで挙げる「ステルス」とは、「処理落ちのため敵の姿が画面上に表示されなかったり、酷いと当たり判定すら消えてしまう」という現象のことである。そのため、「陣大将が消えてしまい陣制圧がなかなかできない」「見えない騎馬兵が突進してきてダメージを受ける」といった理不尽な現象が起きやすい。 総評 プレイアブルキャラクターの大量追加や細かな調整などにより、『3』の爽快感溢れるアクションは更に改良されている。 惜しむらくは、ランダム受け身によってせっかく改良されたアクションの爽快感を削いでしまっている点であろう。ただ低難度であれば頻度が非常に少ない。 対戦要素を復活させた割には、「対戦要素を入れるにはあまりに崩壊し過ぎたパワーバランス」という『英雄外伝』の時点で指摘されていた問題点が解決できていない点も少々残念ではある。 ただし、パワータイプは攻撃力が高めでアーマーが付きやすいという『英雄外伝』よりはマシな調整を受けてはいる。あくまでマシというレベルだが。
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戦国BASARA ダブルパック カプコン 2007/7/19 PS2 戦国BASARAと戦国BASARA2のセット物 ファン向けの特典DVDディスクが付いている
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外伝追加合戦場 難易度 合戦場 総大将 特別恩賞 ★ 姉川成敗戦 今川義元 全ての砦の完全防衛に成功する(2000石) 玄武防衛後、青龍・白虎が同時に襲撃されるどちらに向かってもいいが、今川にせ元の撃破のみに徹する事 熱血!武田道場 壱 天狐仮面 ステージ開始から4分以内にクリア(2000石) 人取橋の戦い 松永久秀 全ての氷塊を破壊する(4000石) 氷塊は最後の殴れ印が出るものを除き、4ヒットか特定の攻撃で破壊できる楯壊しの篭手の効果は適用されない ★★ 姉川降魔戦 織田信長 全ての腐食香炉を破壊する(8000石) 橋が上りきる前(50秒以内)に敵を全滅(武将1人+一般兵67人)させて直線ルートに進む必要がある長政の無言・即殺(理力・装光か光の剣で強化)、義元のなないろ晴舞台(伝説の舞台装備)がオススメ開門後は腐食香炉を破壊できなくなるので先に門番の武将を倒さないように注意 武田戦線強行突破 真田幸村 街道を守りきる 画面右上の「街道占拠率」グラフが残っていれば特恩獲得強襲部隊長を15人通すと防衛失敗、かなり余裕がある橋が全て架かるまで完全防衛できればもう1人倒すだけで特恩確定キャラによっては動き回るより出口付近で待ち伏せする方が楽 ★★★ 小牧長久手の戦い 徳川家康 本多忠勝を倒す(16000石) 3回撃破すれば忠勝を倒すことができる忠勝は撃破する度に強くなっていく難易度普通でも3戦目の忠勝はかなり強い(というか硬い)1戦目は固有技不使用、2戦目は突進形態使用、3戦目は突進形態 援護形態使用忠勝を撃破するまで家康とは戦わないように 双竜の決闘 伊達政宗 政宗(1回目)を30秒以内に撃破する 手取川の戦い 上杉謙信 雪組長をすべて撃破する 農民護衛戦 三好三人衆 家を1軒以上守りきる 熱血!武田道場 弐 火男仮面 だるま叩きで最高評価を獲得する(1000石) 12000点で最高評価の青文字になる五段だるまはジャンプ攻撃で一気に叩ける、叩いた後は必ず黄金か爆弾が出てくる濃姫が比較的達成しやすい、間違って爆弾まで撃たないように注意 ★★★★ 蒼紅共闘戦 明智光秀森乱丸 明智と蘭丸に遭遇後、1分以内に倒す(1000石) 長谷堂風雲戦 風魔小太郎 全ての忍者頭を撃破 忍者頭は全部で4人、その内2人は門番なので必ず倒す事になる残り2人は風魔の体力をある程度削ると出現(残り体力75%以下)、忍者より少し遅れて出て来る出現後、BASARA技で風魔を巻き込みつつ撃破するといい 本能寺宿命戦 織田信長 すべての敵部隊長を撃破する 山崎滅殺戦 豊臣秀吉 すべての敵部隊長を撃破する ★★★★★ 大仏殿炎上戦 松永久秀 不死香炉をすべて破壊する(2000石) 起動前と停止後は不死香炉を破壊できない開門後、松永復活後は停止するので先に破壊してから門番や松永を撃破する事 天王山抹消戦 猿飛佐助かすが 分身を1分以内に破る 熱血!武田道場 参 武田信玄 全ての分信玄を倒す(1000石) 松永軍迎撃戦 松永久秀 人質を全て救出(16000石) ほとんどのキャラで韋駄天抄必須、順番は左下→左上→右上→右下で安定人質はプレイヤーが近くにいないと移動しないので離れすぎないようにする事人質の体力は少ないのでカメラワークを利用して敵から攻撃されないようにしたいこのステージは天下統一で「松永軍の乱入」を受けない限り自由合戦でのロックは解除されないクリア後のセーブで追加される
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舞台「戦国BASARA4」 2014年10月31日(金)~11月9日(日) 東京ドームシティホール 2014年11月22日(土)~11月24日(月) キャナルシティ劇場 2014年11月27日(木)~11月30日(日) 森ノ宮ピロティホール 2014年12月5日(金)~12月7日(日) 中日劇場 【出演者】 武将 徳川家康:広瀬友祐 石田三成:中村誠治郎 島左近:加藤慶祐 柴田勝家:藤田玲 伊達政宗:山口大地 真田幸村:松村龍之介 片倉小十郎:吉田友一 猿飛佐助:村田洋二郎 大谷吉継:新田健太 風魔小太郎:高橋光 織田信長:窪寺昭 明智光秀:谷口賢志 浅井長政:桜田航成 お市:玉置成実 足利義輝:天野浩成 アンサンブル 竹内諒太 平野雅史 石井寛人 梅澤良太 本間健大 齋藤洋平 前田慎治 為房大輔 山本常文 奥山洋文 三上竜平 小島和幸 西田直樹 弓田速未 田村允宏 松田一希 【スタッフ】 構成・演出・振付:西田大輔 原作:CAPCOM(「戦国BASARA」シリーズ) 原作監修:小林裕幸(CAPCOM)、山本真(CAPCPM) シナリオ協力:松野出 舞台監督:深見信生(Soranch) 演出部:保坂康幸、藤本典江、菊池桂多 演出助手:佐久間祐人(Office ENDLESS)、梅澤良太 舞台美術:松本わかこ 舞台美術補:角田知恵 照明:大波多秀起(デイライト) 照明オペレーター:志田章、石川由美子、荒牧万美子、渡辺恵美子、広瀬志津子 音響:前田規寛、上妻圭志(SSED)、新井のどか サンプラー:岩崎大輔(オアシス南国天)、澤田拓郎(メインキャスト) 映像:川崎貴司(プリズム) 映像制作:佐藤のぞみ(ジュリアジャパン)、塚田渉太(ジュリアジャパン) 特殊効果:井上健一(インパクト)、森田大輔(インパクト) 衣裳:渡邊礼子(アーク・プロジェクト) 衣装助手:井上真湖(アーク・プロジェクト)、森田佳那子(アークプロジェクト) 衣装進行:前川裕子 ヘアメイク:木村美和子(raftel)、三根英世(raftel)、中島愛貴(raftel) ウィッグ協力:クラッセ アクション協力:ジャパンアクションエンタープライズ、Office ENDLESS 大道具:俳優座劇場舞台美術部 小道具:平野雅史(Office ENDLESS) 小道具協力:Office ENDLESS 楽曲提供:T.M.Revolution、石川智晶、CAPCOM スチール:新井潔 グッズデザイン:菅原大介(Ligh.) Web制作:まめなり 収録:カラーズイマジネーション プロデューサー:下浦貴敬、徳秀樹 アソシエイトプロデューサー:石井修司 制作プロデューサー:榊陽介 票券:早崎砂絵子(Office ENDLESS)、中里史絵 制作進行:大橋沙香(Office ENDLESS)、野田有里、東川清文、浦田智子 公演協力(五十音順) アイズ アガペー アズプランニング AND ENDLESS 石井美智子 SOS Entertainments Entertainments EPICレコードジャパン えりオフィス LDH Office ENDLESS オフィスクロキ キティ 劇団ZTON サトーサンプリングルーム 思誠館道場 ジャパンアクションエンタープライズ スペースクラフト スマイルカンパニー センスアップ そら テアトルアカデミー TFP企画 ドリームプラス ドルチェスター ビーイング Playce ボックスコーポレーション MATERIAL WORLD 宮津ルーム ライブビューインジャパン 特別協力:JTBコーポレートセールス 主催:ダイス、エンタテインメントプラス、キャナルシティ劇場(福岡公演)、中日新聞社(名古屋公演) エグゼクティブプロデューサー:三角大
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舞台「戦国BASARA」 2009年7月3日~7月12日 東京ドームシティ シアターGロッソ 【出演者】 武将 伊達政宗:久保田悠来 真田幸村:片岡信和 片倉小十郎:吉田友一 猿飛佐助:村田洋二郎 濃姫:長澤奈央 森蘭丸:椎名鯛造 明智光秀:谷口賢志 織田信長:窪寺昭 アンサンブル 今井靖彦 高橋光 浅井宏輔 高橋玲 高田将司 宇田卓也 岡田貴義 細川晃弘 渡邊昌宏 澤江晃史 竹中寛幸 佐久間祐人 八巻正明 竹内諒太 一内侑 植野正浩 大畑真彦 永島真之介 平野雅史 村瀬啓佑 音野暁 石井寛人 【スタッフ】 原作:CAPCOM(「戦国BASARA」シリーズ) 作・演出:西田大輔 脚本協力:むとうやすゆき 監修:小林裕幸(CAPCOM) 舞台監督:粟飯原和弘 照明:千田実(CHIDA OFFICE) 音響:前田規寛(M.S.W.) 舞台美術:角田知穂 舞台美術製作:ジャンジャックアートスタジオ 衣装・美術監修:株式会社エレファントチョップ エグゼクティブプロデューサー:齊藤孝司 プロデューサー:関口賢・三角大・西田美由紀 ラインプロデューサー:竹内忠宜 企画・製作:舞台「戦国BASARA」製作委員会 制作:株式会社H&M アクション協力:JAE(ジャパンアクションエンタープライズ) 主催:TBS 東京ドーム 東京ケーブルネットワーク イーエス・エンターテイメント 協力:株式会社アガペー AND ENDLESS 株式会社イクスライン 株式会社エースクルーエンタテインメント 株式会社ソサエティ オブ スタイル 株式会社2年3組 BESIDE(宮津ルーム) 株式会社プロマージュ 株式会社メインキャスト
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戦国時代を駆け抜けたHERO(戦国武将)たちが熱き火花を散らして戦うスタイリッシュアクション「戦国BASARA」が“チームバトルアクション”となってPSPに見参! ゲームはチームバトルで展開し、アドホックモードをつかった最大4人までの対戦プレイもできる。本作では“戦力ゲージ”制を採用しており、相手HEROを倒すことで相手側の戦力ゲージを減らすことができ、自軍のゲージが0になる前に相手側のゲージを0にすれば勝ちとなる。倒れたときに減少する戦力ゲージの量(コスト)はキャラクターの性能と装備した武具によって決まる。強力な武器を持たせるとその分コストも増えるので注意! 敵にダメージを与えたり、自分がダメージを受けると蓄積する“戦極ゲージ”がフルになったら“戦極ドライブ”が発動可能。一定時間攻撃力、防御力、スピードが向上する。プレイヤーキャラクターとなるHEROは30名! “伊達政宗”“真田幸村”“前田慶次”“織田信長”ら、シリーズではおなじみの戦国武将に加え、シリーズのオリジナルキャラクター“いつき”“ザビー”ももちろん参戦。「戦国BASARA 2 英雄外伝(HEROES)」に続き、オープニングテーマは“abingdon boys school”による新曲「JAP」を採用。 カプコン 価格:5,490円 発売日:2009年4月9日 戦国BASARA バトルヒーローズ - PSP レビュー 名前 コメント
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登録日:2012/04/21(土) 15 25 32 更新日:2022/09/03 Sat 00 11 03NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 オウム ガキ ショタ 下和田ヒロキ 不信不仲 丸 小姓 弓使い 悪ガキ 戦国BASARA 掃射連撃 森蘭丸 生意気 破邪清真 織田軍 金平糖 雷属性 魔王の子 マールーメーガー 光秀のくせに生意気だ!! 戦国BASARAシリーズの登場人物。 初代から英雄外伝にかけて登場している。 声優 下和田裕貴(現 下和田ヒロキ) 肩書 破邪清真 武器 弓 防具 弓曳 属性 雷 ◆概要 濃姫と同じく信長率いる織田軍に所属する少年。 CVもちゃんと男性が担当している。 子猿を思わせるわんぱくな元気ショタで信長には「丸」と呼ばれて可愛がられている。 ※ついでに言うと冷酷な信長が、プレイヤーに倒されたら悲しむ数少ないキャラである。 一人称は「蘭丸」。 また、信長以外にも濃姫にも「蘭丸君」と呼ばれて可愛がられている。 蘭丸を操作した時には時々仲間である濃姫が身を心配して話しかけてくる。 さて、本人の話をするとしよう。 戦場で出会った信長を慕って織田軍に属し(2でこのストーリーが明らかになった)、以後は信長に認めてもらうために尽くしている。 ※ちなみに史実では織田信長の家臣である森可成の三男であり、最初から主従関係にあたる。蘭丸の兄・森長可はリアルに戦国BASARAみたいな戦い方をしてたことでも有名。 信長に対する盲信から物事の善悪に対する意識が希薄で、信長と濃姫以外の人物には生意気で残酷な言動をとる。 信長の実妹であるお市に対しても、長政率いる浅井軍に属している時は「お前」と呼ぶ。ひでぇ。 幼さ故に自分でしっかり考えずにただ信長の真似をする様子を、お市は「片腹痛い」と切り捨て、毛利は「おうむ」と例えた。 しかし、ただの生意気小僧というわけでなく、容赦なく敵兵を次々と射抜く姿は、敵味方双方の兵から「魔王の子」として恐れられている。 ただし、お館さばぁぁ!!や島津義弘に対しては苦手意識がある。 好物は金平糖で装具にするほど。 敵を1000人倒すごとに信長から褒美として1つずつもらえることも嬉しいようだ。一粒だけかよと思われるが当時からすれば金平糖は大変貴重な物である。 また、史実通りに光秀とは犬猿の仲で、どれくらいかというと戦中に喧嘩してそれが原因で内乱が起きたステージがあるくらいだ。 原因としては蘭丸の上記の態度と、光秀が蘭丸が意味を分からずただ信長の猿真似をしていることが気に食わないからのようだ。 いつきとも性格がお互いに極端すぎるだけあってあまり仲が良くない(最上最北端一揆にて)が、作物の出来については認めているようだ。 ちなみに彼は敵として出る時はタッグを組んで出ることが多く、四字熟語が以下のように変わる。 蘭丸+濃姫→『掃射連撃』 蘭丸+光秀→『不信不仲』 ◆戦闘スタイル 上記のように弓を使う。 雷属性なので敵を麻痺させる追加効果が出る時もある。 また鶴姫と違い、それなりに近接技もある。 お楽しみ武器はチョコバナナ。 (固有技) 豪雷 前方高く雷矢を放ち、その後時間差で雷が降り続ける。 この技乱射に助けられた人もいるのでは? 虹駆 弓で自分自身を発射する突進技。タメると飛距離アップ。弓使いにしては珍しく近接技。 仰ぎ弓 敵の足元にもぐりこんで空中へと撃ち上げる。 紫電 敵や壁に当たると反射する特殊な矢を放つ。 嵐矢 四本の巨大な矢を放つ。矢は敵を追撃し、多数の敵を巻き込んで爆発する。 あの矢は何処から出てきたのだろうか… 流星雨 空中高く飛び上がり、地上に多数の矢を放つ。空中で追加入力可能。豪雷に引き続き、それなりに使える技。 五月雨 強力な弓を放つ。 タメると最大五本の矢を放つことが可能。鶴姫の通常攻撃に似ている。 (BASARA技) 雷の矢が落ちまくる。ただし攻撃範囲が狭い。 ◆ストーリーモード(戦国BASARA2) 「蘭丸はじめて物語」 信長と初めて会った時の話。 第一章 蘭丸、初陣 戦場孤児として生き残っており、信長を一目見て気に入りついて行くことにした。 →桶狭間影武者戦 第二章 一揆鎮圧 桶狭間で功績を上げた蘭丸は、最北端の一揆を鎮圧するためにお供をする。 →最北端一揆勃発 第三章 姉川の戦い 反旗を翻したお市の夫、長政を制圧するために向かう。 →姉川蹂躙戦 第四章 蘭丸!大活躍 第三章での活躍によって蘭丸も次第に織田軍の兵に認められてきた。 次は本願寺を制圧しに行く。 →本願寺黄金伝説 最終章 蘭丸!本能寺の変 謀反を犯した明智光秀を懲らしめに単身乗り込む! →本能寺の変 エンディングでは信長に褒美として好物の金平糖を一粒貰うほのぼの仕様。 一粒……少なくないか? ちなみに天下を統一したら三粒もらえる。信長ェ…… (まぁ、当時は砂糖がとんでもない高級品だったのでおかしくはないのだが。当時の価値で考えれば、金平糖三粒の代金で城が建ってもおかしくない。 ちなみに、金平糖は元々ポルトガルから伝来したもので、外国好きで甘党だった信長が献上品の金平糖に魅了され何度も取り寄せたという逸話もあるので、 その繋がりなのだろう) 戦国BASARA3では、本能寺の変を経て信長が死去した設定のストーリーであるため、織田軍は残党軍として僅かな勢力を保っているのみである。 蘭丸は濃姫とともに信長と最期をともにしたと思われる。 お市の台詞等で名前だけはかろうじて登場するが「白い羽根が生えてた」と死んだことはほぼ確定しているようである。 復活を果たした織田信長のムービー等で、信長の周囲を廻る光球は濃姫と蘭丸という説もあるが、果たして…? 「お前達、蘭丸の記事を追記・修正しろよ!」 「あらあら、蘭丸君元気がいいわね(微笑)」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] いつきとは仲が悪いとは言いつつヒーローズではご飯を食べさせてもらってるんだよなぁ… -- 名無しさん (2013-10-31 18 00 08) いずれはいつきちゃんと・・・・・なんてことないかなぁ? -- 名無しさん (2013-10-31 21 38 32) ↑アニメ一揆…じゃなく一期 -- 名無しさん (2014-01-24 18 03 37) 名前 コメント
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武器 武器名 属性 説明 武扇“左文字” 金箔で彩られた武扇 武扇“瑠璃孔雀” 孔雀の尾で作られた優雅な武扇。バサラゲージが溜まりやすい 武扇“陽紅葉” 光 光属性を持った武扇。光の一撃で敵のガードを崩しやすくなる 武扇“向日葵” ひまわりを模した華やかな武扇。クリティカルヒットが発生しやすい 武扇“海老扇” 海老をかたどったおめでたい武扇。バサラゲージが溜まりやすい 武扇“月光竹取” 光 光り輝く伝説の竹で作られた武器。光の一撃で敵のガードを崩しやすくなる 武扇“花五光” 勝負師達が血と涙を飲んだ五枚の札。クリティカルヒットが高確率で発生する 武扇“金鱗虹彩” 彫金技術の粋を集めた豪華絢爛の武器。コンボ入力受付時間が少し延長される 防具 防具名 説明 朱鷺色冠 敵の攻撃を跳ね返しやすくなる(ガードボタン入力直後の判定時間が延長される) 天覧蝶々 タメージ時のバサラゲージ増加量がアップする 黄金蝦兜 攻撃を受けても、よろけにくくなる 専用アイテム 伝説の舞台 固有技「なないろ晴舞台」を行うと周囲の敵が踊りだす。踊っている敵は一撃で倒せるようになる(踊るのは足軽・武士のみ)。バサラ屋で30,000両で販売。 固有技 ★は刻印技 固有技名 属性 説明 ★きまぐれ浮扇 優雅に舞う扇を飛ばす。タメるとHit数増加。Lvアップで扇の数が増加 なないろ晴舞台 光 きらびやかな舞を披露して敵を乱れ打つ。追加入力可能。Lvアップで追加入力による攻撃回数増加 備考 伝説の舞台、BASARA技の効果で踊った敵は「京都けんか祭」の踊っている敵の数にカウントされない。 立ち回り&大武闘会攻略